2009/6月下旬 那須・苦土川井戸沢

それが山なら
ラッキ-なことに梅雨の晴れ間をゲット。
しかも井戸沢はいきなり核心。
15m滝を超えれば、明るく気持ちいい沢のスタ-トだ。
屋上から見る街並みに
生きてゆく悲しみや、生きている喜びが
いくつも混じっているものだろう
悲しみはさぞかし深く、喜びは空いっぱいにあふれゆく
街には街の悲しみと喜び
よくわからなくなってしまった苦悩で、ため息ひとつ
それが山なら如何ほどか
仲間がいたなら如何ほどか

みどころ
きらめく陽光に気分を良くして、滝場をのんびりと登っていく。
井戸沢のみどころの始まり。
ナメのような、スラブのような快適な沢床をぺたぺたと。
背には那須の山々。こここそ井戸沢、癒しの核心です。
♪ 山には山の愁いあり
海には海のかなしみや
ましてこころの花園に
咲きしあざみの花ならば ♪
~あざみの歌より
沢はこうしてのんびり行くのがいいものだ。
同行のNさん。ゆったりと愉しんでいきましょう。

見晴らし
二俣から傾斜は増してぐんぐん高度を上げる。
息も上がり始めたころ、笹原をかき分け登山道にポコンと出た。
流石山は笹と潅木に覆われた見晴らしのいい山頂。
かすかな涼風が心地いい。
山上から見る山並みに
生きてゆく悲しみや、生きている喜びが
いくつも混じっているものだろうか
悲しみよりは、喜びが空いっぱいにあふれゆく
そうして、ため息をまたひとつ
それが街なら如何ほどか
夕暮れの屋上ならば如何ほどか

沢風
中ノ沢を下る。
傾斜の少ないおだやかな流れがこれまた癒し系の王道だ。
途中のこぶのあるナメは水流が複雑に絡み合いながら流れていく。
まるで生きているかのようだ。
和の流れと心地よい沢風が胸に沁みる。
♪ 高嶺の百合のそれよりも 秘めたる夢もひとすじに
くれない燃ゆるその姿 あざみに深きわが思い
いとしき花よ汝はあざみ こころの花よ汝はあざみ
さだめの道ははてなくも かおれよせめてわが胸に ♪
~あざみの歌より
この沢を最初に教えてくださったKさん、ようやく辿り切りましたよ。
聞いたとおり、とても心地いい沢旅になりました。
sak