ACC-J茨城 山岳会備忘録

山でのあれこれ、便りにのせて。 ただいま、ACC-J茨城では新しい山の仲間を募集中です

山行速報(雪山・アイス)

剱岳(中退)

2026/4/27-28 剱岳(中退) 未練と憧れ 最近、天候に恵まれない山が多いそう感じるのは、自分を納得させるための言い訳だ 始まりは雨だった 自己防衛を促すかのような天候加えて伊折のゲートは開門しておらず、ここからの歩き山行をためらうシチ…

八ヶ岳・阿弥陀岳南稜

2026/4/12 八ヶ岳・阿弥陀岳南稜 どんな山に行きたいですか?と、メンバーに問いかける 残雪、沢始め、岩登り、ハイキング四月の山は、行先さえ変えれば様々なシチュエーションを選ぶことができるからだそうして決まったのが、八ヶ岳・阿弥陀岳南稜…

奥利根の山旅

2026/3/30-4/1奥利根の山旅 清水-柄沢山-奈良沢-イラサワ山-小沢岳-下津川山-ネコブ山-桑ノ木山-ドウボン淵-三国川ダム 一年前 奥利根の縁に立って、そこへ身を投じることを躊躇ったあの時、稜線を越えた並行世界の私は今頃どこにいるのだろう …

2026冬山備忘録

冬の出来事 午後の陽光蒼氷も、やがて滴り輝きながら解けていくそうして冬の終わりを予感する この春、末子が社会人となり、私は家督を継ぐ父に気遣いながらも、自活する気力があるのだからまだ大丈夫なのだろう老いたのは父ばかりではなく、私とて同様だ そ…

奥利根・山谷徘徊

2025/4/26-28 奥利根・山谷徘徊 鳩待峠~スズケ峰~平ケ岳~水長沢山~利根川~十分沢~ブナ沢~幽の沢山~小沢岳~下津川山~ネコブ山~三国川ダム 山は嶺ばかりではない嶺々の間に刻まれる谷その双方を巡ることで、より真価に近づけるのではな…

下田山塊・粟ケ岳

2025/4/10 下田山塊・粟ケ岳 粟ケ岳の山頂から望む景観は爽快だった 下田・川内の山波越後平野と日本海、そして佐渡南に大きく守門岳が横たわり、その先に上越・奥利根の山々が見える 前日、私は上越国境・奥利根の縁にいた 想いは過る他に選択肢は…

2025アイスクライミング備忘録

2025アイスクライミング備忘録 今冬はアイスクライミングの修行に勤しんだバーチカルのリードが安定してこなせるために課題はいろいろあるんだと思うけど、課題解決の仮説と実践「我武者羅に」というよりは知見を得て、自ら考え実践するこういった営みが…

アイスクライミング2024 備忘録

アイスクライミング2024 備忘録 標を目指す新たな景色を見るために この一手は次に繋がっているそうして、こう思うやっぱり山は良い、と 最後に残る原動力はやはり「好き」なのだ ブログ記事まとめ 八ヶ岳・広河原沢左俣足尾・松木沢名無し沢西上州・仔犬殺…

八ヶ岳・南沢小滝

2024/3/3 八ヶ岳・南沢小滝 暖冬の影響で一時はどうなることかと思ったが、寒が戻りなんとか今年ラストのアイスクライミングとはいえ、相応の人出も予想されるのでヘッデンを灯しながら美濃戸口を出発 久しぶりに美濃戸への林道、南沢の登山道を歩く…

小川山・唐沢の滝

2024/2/22 小川山・唐沢の滝 唐沢の滝でアイスクライミング 計画では八ヶ岳だった予報は雪雪なら何とかなるかもと期待を繋いで美濃戸口までしかし、生憎の雨 しばらく車中で停滞も7時を回って、さすがに無理かと断念岩根山荘のアイスツリーではど…

西上州・仔犬殺しの滝

2024/2/17 西上州・仔犬殺しの滝 数日前に春一番の報が届き、氷結状態に不安はあった最悪、相沢や神津牧場への転戦も視野に林道を詰める 林道終点からは踏み跡程度ながら、30分ほどで氷瀑を目前にできるのだからありがたい仔犬殺しは下部が薄くて…

蔵王

2024/2/10 蔵王 冬の蔵王勿論、これは自分へのご褒美 日常の些事に息切れを起こしてしまうのなら、自分を喜ばせることも必要だ文明の力に揺られてスノーモンスターに逢いに行くそして、訪れる癒しの時 さすがに冬のハイシーズン想像以上の人出に行…

松木沢・アイスクライミング

2024/1/28 松木沢・名無し沢 松木沢でアイスクライミングこの日はWCM(ウインタークライマーズミーティング)が足尾で開催されていて、銅親水公園駐車場は満杯どうにか隙間に駐車して歩き出す 計画ではウメコバ沢だったけど、夏小屋沢あたりが登…

八ヶ岳広河原沢左俣

2024/1/22 八ヶ岳広河原沢左俣 約1年ぶりのアイスクライミング前日は荒れた天気も、心配したほどの積雪はなかったそれでも沢筋のラッセルは辛い 下の大滝は見た目以上に立ってるisiさんのリードは安定している一方、フォローながら1テン全然乗…

南アルプス・仙丈ケ岳

2023/12/27‐28 南アルプス・仙丈ケ岳 人には捨てられないものがある 雪山用のハードシェルを新調したこれまで使っていたのはたしか1999年に型遅れをセールで購入したものだシームテープは何度となく張り替えたし、壊れたジッパーのツマミも…

奥利根・利根川を跨ぐ山谷の旅

2023/4/3~6 奥利根・利根川を跨ぐ山谷の旅 奥利根に憧憬の地があった幽の沢山、オミキスズ岩、日崎山 それぞれに相当地味な、そして偏った個人的嗜好の選である最初は各々の嶺を何度かに分けて個々に目指そうと思っていた -地形図を眺めれば創造…

上越国境・白毛門~巻機山縦走

2023/3/29-30 上越国境・白毛門~巻機山縦走 前夜、仕事終えてから水紀行館へ直行車中で仮眠後、夜明前に土合駅まで 生憎の雨土合駅で身支度を整え、天気にためらいを覚えながらも歩き出す 白毛門登山口の広場は車で入ることができるほど、雪が…

谷川岳幽ノ沢ノコ沢大氷柱

ザワザワする日々を言い訳にして引き籠る邪魔もののない世界は快適だ その小さな世界はやがて襲われる自分自身に 「諦め」で心満たされるものか!そして薄暗い部屋で地図を手に取る 2023/3/6 谷川岳幽ノ沢ノコ沢大氷柱 ノコ沢大氷柱のポイントは雪の…

後立山連峰・五竜岳

2022/5/2~4 後立山連峰・五竜岳 「快挙」と言ってもいいのではないだろうか。それは山頂のことでなく、困難なルートのことでもなく、日常での出来事。このゴールデンな日々に3連休。平日休を生業とする身としては、本心では社会をドロップアウト…

越後・池ノ塔~郡界尾根~越後駒ケ岳

2022/4/28 池ノ塔~郡界尾根~越後駒ケ岳 普段は手の出ない奥深い山巓でも残雪を利すれば、山旅の自由度は広がる。これぞ春山の醍醐味といってもいい。 地形図を眺めれば創造の山並みが手招きをする。マイナーな場所ほど行ってみたくなるのは、もは…

越後・池ノ塔~郡界尾根~越後駒ケ岳

2022/4/28 池ノ塔~郡界尾根~越後駒ケ岳 普段は手の出ない奥深い山巓でも残雪を利すれば、山旅の自由度は広がる。これぞ春山の醍醐味といってもいい。 地形図を眺めれば創造の山並みが手招きをする。マイナーな場所ほど行ってみたくなるのは、もは…

南会津・七ケ岳

2022/3月~4月 南会津・七ケ岳 一路、北へ。 陸羽街道から塩原を抜けて、山王峠を越えると南会津。道の駅を左に見て、山菜ときのこの販売所を通り過ぎる。そして会津鉄道の高架橋をくぐると「あぁ、来たな」と、いつも思う。 その南会津の前衛に鎮座…

常念岳東尾根

2022/3/30 常念岳東尾根 闇にゲートが浮かぶ。この先、様々な出来事があるだろう。灯りをともして、ゲートを後にする。 常念岳は安曇野に居を構えた中学校の友人がイチ押しの山だ。家から見える山姿が実に良いらしい。同窓会でその話を聞き、一度は…

八ヶ岳西面・無名峰南稜

2021/3/27 八ヶ岳西面・無名峰南稜 行者の幕場を6時発。中山尾根を終え、それぞれのテントに引きこもる前に共有しておく。 ヘッデンを灯して取付きまで、とも考えた。しかし北沢右俣の各ル-トは視界が無いと取付きを取り違えやすい。過去の経験を…

八ヶ岳西面・中山尾根

停滞 中山尾根は、2020年末にisiさんと南伊豆に行ったとき候補に挙がった。sak自身は2005年にトレ-スした事があったが、無名峰南稜と併せて一泊というのも大アリだ。まずはここに標を定め、禍中を凌ぐことにした。 とはいえ、文明社会の生活は居心…

南アルプス・農鳥岳

2020/2/3-5 南アルプス・農鳥岳 なんて穏やかな気分なんだろう。山を下りて、温泉入って、美味しいものを食べて。そして、さらに明日も休日なんて。いろいろあるかもしれないけど、日常は概ね平穏だ。 初日は2100mで幕。樹林帯の中なので、至…

西穂高岳西尾根

・ 期間 2020年1月1日~1月3日 ・メンバー sasa、S田 ・ 交通手段 自家用車 新穂高温泉登山者用駐車場利用(冬季無料) ・ コースタイム 1月1日 行動時間:8時間50分 7:10新穂高温泉(1090m)-8:50穂高平小屋-9:30西尾根取り付き-12:40 P1946-16:10 …

中央アルプス・木曽駒ヶ岳

2019/3/22 中央アルプス・木曽駒ヶ岳 すでに2612m。千畳敷カ-ルと宝剣岳の素晴らしい景観が目前に広がります。 加えてこの好天。気分が上がらないわけがないよね。 「イヤッホ-!!!!」と言いたいとこだけど、「はぁぁ。」と、ただただこ…

八ヶ岳 大同心南稜

2019年2月24日メンバー:sasa,S田コースタイム24日:美濃戸口7:20-赤岳鉱泉11:00~12:10-大同心南稜14:40-ドーム基部16:30-大同心の頭18:00-硫黄岳19:50-赤岳鉱泉21:00 振り返ってみると八ヶ岳の東壁、西壁いろいろ登ったが、今まで大同心へ…

谷川岳一ノ倉沢、一・二ノ沢中間稜

2019/2/25-26 谷川岳一ノ倉沢、一・二ノ沢中間稜 一ノ倉は独特な場所。山ヤなら、誰でもそう思うのではないだろうか。 その険しさ、その登攀史、谷川岳という評判、そして数あるエピソ-ド。 佐瀬稔氏による、登山家・森田勝氏と長谷川恒男氏を…