
男山
「より険しく、困難な登攀を目指す23歳以下の方」
これが、我がACC-J茨城の会員募集要項だった。
あれからウン十年。
「より険しく困難な」は「楽しく安全に」となり。
「23歳以下の方」は、平均年齢と共に上昇。今では「年齢制限なし」となり。
「高齢化」「会員減少」「法令遵守」「安全宣言」「規制緩和」
時代の波はアルパインのメソッドを変えた。
しかし、しかしだ。
ACC-J茨城は諦めないんだよ!
岩だろうが、沢だろうが、ハイキングだろうが。
何を諦めないかって言うとだよ。
「バリエ-ション」を、だ。(カッコイイ-ッ!!)
アツく行こうぜ!
そんな男気、見せてやろうじゃないの。
※ここまで、前置き。(長げ-よ!)
Why do not we go together to the top of that?
男気、男振り、男前。
男を磨くなら断然「男山」しかも「ダイレクト」。
それが男山ダイレクトル-ト。
立案はガストンさん。
さすがに硬派な山を見出していらっしゃる。
今日のメンバ-はガストンさん、appleさんとsak。
男、磨いてみせましょう。
咲かせて魅せましょう。

男山登山口
信濃川上駅あたりから望むそれは、なかなかの男前。
千曲川が良く似合う。
「男橋」(!)で千曲川を渡れば、男山登山口は近い。

山火事注意
登山口から林道を歩く。
1時間で右に「山火事注意」の看板。そこを左に入ってしばらく行くと林道は終わり踏み跡となる。
小沢を渡ると道も不明慮。さあ、バリエ-ションの始まりだ。
Do not you go to heaven as hell?
小沢、右岸の尾根に上がる。
踏み跡はあるが、もっと左の尾根のはず。
適当に登るとポッカリと四畳半ほどの平坦地。そこから左尾根にトラバ-ス。
トラバ-スを完了したものの、見上げれば男山の岩稜はさらに左の尾根らしい。
視界があれば明確だが、そうでないとこのあたりはなかなか難しい。
しばらく登ると尾根の平坦地。林道関係のワイヤ-が張られているので良い目印となる。
そこから左の尾根に再度トラバ-ス。

ワイヤ-のある平坦地
尾根に乗れば踏み跡はある。
詰めて行けば岩に突き当たり、赤テ-プに導かれて岩を右から巻く。
岩壁に出たら少し右に行けば取付きだ。
(以下グレ-ドはsakの体感)

1ピッチ
1ピッチ(Ⅲ)40m
第一岩稜は階段状の優しい登り。しかし、スタ-トのクライミングには慎重さも重要。
岩稜の凹角を行く。
残置は1本、あとは松の木で。

2ピッチ
2ピッチ(Ⅲ)20m
1ピッチ終了点の松の木から少し歩いて第二岩稜。
傾斜の緩い右凹角を行く。
途中、スタンスのない一枚岩にフリクションを利かせて行く。
気持ちよくフリクションが効いて面白い。
ハ-ケンの見える左カンテへ。
上部は浮石イッパイなので登攀は勿論、ロ-プで落石をせぬよう注意。
松の木に支点があったので短いがそこで切る。

3ピッチ
3ピッチ(Ⅲ)20m
フェイスを行く。
ガバ多く何処でもご自由に~って感じで困難はない。
上部は左の歩きピッチを避けて右手の大岩乗越し。快適。

4ピッチ
4ピッチ(Ⅳ-)20m
スタ-トの垂壁、一歩上がるところが核心。
ところどころ岩が脆いので慎重に。
チョット遠め、上のガバを取れば不安なく上がれる。
残置支点なく、マイクロキャメ”0”使用。

ロケ-ション最高

男山山頂はもうすぐ

リッジを行く
終了点から、岩稜の先に男山。
振り返れば、切れたリッジに八ヶ岳、瑞牆、甲斐駒、浅間などロケ-ションがスバラシイ。

男山山頂
ロ-プを外して岩稜を行けば男山
逆さに読めば「山男」
「オトコの中の男!」になれたかな?
その先に鎮座するのは天狗山。
ドッカリと重然たる山容はかなり立派。

天狗山
縦走路をボトボト行けば2時間弱。
南面の岩壁はナカナカの迫力。
登られてるのかな?

天狗山岩壁

天狗山頂から後方、男山
登山道はⅡ級程度の岩場で天狗山山頂。
色づく木々にちょっと冷たい風。
もうすぐ冬がやってくる。そんな予感のする一時だった。

大深山遺跡への分岐
下山は大深山遺跡方面へ。
天狗山の南壁を木々の合間に仰ぎながら。
不明瞭な踏み跡に落葉松の落葉絨毯。
落葉松の落葉はまるで黄金の降るがごとく陽に照らされ美しい。
好きな光景の一つだ。

カラマツを見上げる
ゴルフ場の外郭を行くが、時にゴルフ場内に入ったりしながら、舗装路に出る。
ようやく着いた-。
と
喜ぶのはまだ早い。
You should not choose the easy path, if a guy
舗装路から林道で大深山遺跡。
竪穴式住居が再現されている。
さらに林道を進む。途中、左、右へと進む。
次第に林道は山道に、そして踏み跡も不明瞭に。
地形図では山道が通じているはずだが・・・。
縦横無尽に踏み跡は散見できる
でもって、男らしい(であろう)決断。
大体、踏み跡を探して歩くのは男とは言えまい。
己の歩いた後が道。
これが男の花道である。
ガケが出たなら懸垂下降、川が出たなら渡渉。
それで何の問題があるっていうんだい?
ということで、笹薮の尾根を直下降。
想定外のイノシシ除けの柵に阻まれる。(笑)

赤面山南壁
柵の壊れたところから何かの事業所裏に出て生還。
ちょうど赤面山直下、南壁が美しかった。
あとはボトボト舗装路歩き。
男橋を目指して。

男橋
Variation mind is my way of life
sak